日本の民度は、MeTooのレベルに30年遅れている。
しかし、そんなことより問題なのは、政権が準強姦事件を握りつぶしたことだ。

詩織さんが本当に訴えたいこと、変えていきたいこととは別だが、
やはり、政権の犯罪は、告発し続けなければならない。

日本が強姦天国、レイプ天国であることを世界に知らしめてしまった安倍晋三。
もう、慰安婦問題でどんな弁明をしようと、擁護してくれる国は一国たりともない。

その責任は、全て安倍独裁恐怖政権とその取り巻きや官僚にある。

海外メディアが森友事件より注目し、安倍政権の本質を端的に示しているのが、
山口の詩織さん準強姦事件の握りつぶしだ。

中村格警視庁刑事部長が直前に山口逮捕を握りつぶしたり、
「官邸のアイヒマン」北村滋内閣情報官が裏で画策する有様なのだ。

更に、詩織さん事件で名前は挙がっていないが、
甘利明大臣の汚職を含めて、閣僚の事件を次々と握りつぶした
「安倍政権の代理人」黒川弘務法務事務次官もいる。
検察審査会を、裏で不起訴処分に導くことくらい朝飯前だ。

しかも、逮捕の中止や不起訴処分の理由等についての説明は、
一切口をつぐんだままだし、中村は姿をくらまして逃げ回っている。
これが政権による人権の蹂躙でなくて何なんだ

しかし、たとい日本では、安倍政権が強権で事件を握り潰せたとしても、
世界ではそれだけでは収まらないほど拡散し問題化している。

安倍にビビって沈黙している腰抜けの国内のメディアに対し、
詩織さん事件で明らかになった安倍政権の犯罪は、
海外のメディアが次々と大々的に取り上げている。
イギリスのBBC、アメリカのNYタイムズ、スウェーデンのダーゲンス・ニュヘテル、
フランスのフィガロやルモンド、イタリアのコリエーレ・デッラ・セーラ等だ。

ところで、政治権力による不正が関与する事件が、国内よりも国外で報じられるというのは、
民主主義が未成熟な発展途上国や独裁国家によくある話だけど、
日本は【衰退途上国】または【隠れ独裁国家】としてそこに連なりつつある。

安倍政権は、国会の答弁でもわかるように、政権に都合の悪いことは、
記録がない、記憶がない、たまに出てきた書類はのり弁か改ざん後という有様で、
全ての真相は隠蔽されて闇の中、という異常状態が続いている。

日本の恥を世界にさらす一方で、
日本国内は暗黒の闇で包みこみ、
日本の自由と民主主義を重大な危機に陥らせている。
今は、まさに安倍晋三そのものが国難なのだ。