NHK NEWS WEB 3月26日 22時09分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180326/k10011379681000.html

愛媛県にあり運転開始から36年がたつ伊方原子力発電所2号機について、四国電力は再稼働に必要な
安全対策には多額の費用がかかるなどとして、廃炉にする方針を固めました。

愛媛県伊方町にある伊方原発2号機は、昭和57年の運転開始から36年がたち、四国電力は
法律で定められた運転期間の「原則40年」まで残された期間が少なく、例外的に認められる
最大20年の延長運転を申請するかどうか検討を進めてきました。

その結果、再稼働に必要な安全対策には多額の費用がかかり採算が見込めないなどとして、
2号機を廃炉にする方針を固めました。四国電力は27日に、この方針を地元の愛媛県や伊方町に
報告するということです。

伊方原発をめぐって、四国電力は1号機の廃炉をすでに決めているほか、おととし再稼働した3号機については、
去年12月に広島高等裁判所が運転停止を命じた仮処分を出しています。

伊方原発2号機の廃炉で、廃炉が決まった原発は、福島の事故のあとの福島第一原発を除き
全国で6原発9基に上ります。