産経ニュース 2018.3.24 10:00
http://www.sankei.com/politics/news/180324/plt1803240008-n1.html

 自民党は24日に全国幹事長会議、25日に党大会をそれぞれ都内で開く。本来は昨年の衆院選で
圧勝した勢いを背に、結束を再確認する場となるはずだが、財務省の決裁文書改竄(かいざん)問題により
安倍晋三内閣の支持率が急落し、様相は一変した。地方組織は来年に統一地方選と参院選を控えるだけに、
一連の会合で安倍首相への不満が噴き出す可能性もある。(原川貴郎)

 首相にとって大きな関門となるのが、各都道府県連の幹部が集う全国幹事長会議だ。首相や
二階俊博幹事長らが出席し、今後の党運営についての質疑が行われる。

 出席者の多くは、来年の統一選で出馬を予定している当事者だ。改竄問題の影響を受け、内閣支持率は
3割台前半に下落。改竄問題が連日メディアをにぎわしており、「地方の有権者ほど安倍首相への風当たりが強い」
(東北地方の閣僚経験者)との声も漏れる。

 9月には首相の3選がかかる党総裁選もある。出席者からは、対応が後手に回った政府・自民党への批判が
続出する可能性があり、党執行部は難しい返答を迫られそうだ。

 翌日の党大会では、首相が党総裁として約15分間演説する予定だ。改竄問題をどう総括するのか。
国会では27日に佐川宣寿前国税庁長官の証人喚問が実施されるだけに、首相の発言が注目される。


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