NHK NEWS WEB 3月23日 10時53分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180323/k10011375621000.html

アメリカのトランプ政権が日本時間の23日午後、鉄鋼などに高い関税を課す輸入制限措置を
発動することについて、世耕経済産業大臣は会見で「極めて遺憾だ」と述べ、引き続き対象国から
日本を外すよう求めていく考えを強調しました。

アメリカのトランプ政権は日本時間の23日午後、安全保障上の問題を理由に鉄鋼製品などへの
輸入制限措置を発動する予定で、最大の標的とされる中国だけでなく、日本を含む多くの国が対象となっています。

世耕経済産業大臣は23日の閣議のあとの会見で「アメリカの同盟国である日本からの輸出は、
安全保障に悪影響を与えない。日本が関税引き上げの対象となったことは極めて遺憾だ」と述べました。
そのうえで「アメリカは国別の除外について4月末まで議論を続けるとしているので、日本が対象から
除外されるよう粘り強く働きかけたい」と述べ、関税引き上げの対象国から日本を外すよう求めていく考えを
改めて強調しました。

またトランプ大統領が知的財産の侵害などを理由に、通商法301条に基づいて中国からの
幅広い輸入品に高い関税を課す制裁措置を決めたことについて、世耕大臣は「まだ制裁措置の中身が
よくわからないが、中国が知的財産を侵害し、市場をわい曲する措置は日本も深刻な懸念があり、
アメリカの今後の検討状況を注視していきたい」と述べました。


(続きは記事元参照)


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NHK NEWS WEB 3月23日 5時37分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180323/k10011375381000.html