時事ドットコムニュース(2018/03/22-16:31)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018032200953
(販売の流れのまとめ)
https://www.jiji.com/news/kiji_photos/20180322ax10_t.jpg

 全国農業協同組合連合会(JA全農)は22日、農家から集めたコメを外食チェーンなどに
直接販売する割合が、2017年度は5割に拡大するとの見通しを明らかにした。前年度実績の4割を超え、
過去最高となる。卸売業者を通さないため流通経費が減り、農家の収入増加につながっているという。

 全農は全国の農協や生産者からコメを集荷し、卸売業者のほか、外食チェーン、スーパーなど小売店、
食品メーカーなど加工業者に販売している。年間の取扱量は約200万トンで、これまでは大半を
卸売り経由で販売してきた。

 17年度からは、政府・与党の要請を踏まえた「全農改革」の一環として農家の収入を増やすため、
卸売りに頼らない直販化を一段と進めている。直販比率は18年度に6割超、24年度には9割に伸ばす計画だ。