財務省の決裁文書改ざん問題で、大阪地裁は22日までに、立憲民主党など野党6党が申請していた森友学園前理事長の籠池泰典被告=詐欺などの罪で起訴勾留中=への接見を認めた。野党6党は23日にも面会する方向で調整している。

 籠池前理事長は昨年7月31日の逮捕以降、弁護人以外との面会ができない接見禁止が続くなか、政府側は「詐欺を働く人物」(安倍晋三首相)などと籠池前理事長の証言を否定してきた。

 野党側は、改ざん前の決裁文書に記載されていた、首相の妻昭恵氏から「いい土地ですから、前に進めてください」と言われたという前理事長の発言に注目。首相がこの内容を否定していることから、前理事長に確認する必要があるとして接見申請していた。(南彰)

2018年3月22日10時56分
朝日新聞デジタル
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