YOMIURI ONLINE 2018年03月22日 07時13分
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20180321-OYT1T50059.html

 自民党の石破茂・元幹事長は、9月の党総裁選に向けて4月にも行う予定だった出馬宣言を
当面見合わせる方針を固めた。

 学校法人「森友学園」への国有地売却に関する財務省の決裁文書書き換え問題が長期化の兆しを見せており、
「党の結束が問われる時期の出馬宣言は得策ではない」と判断したためだ。

 石破氏は当初、2018年度予算成立後の4月中にも、他の候補に先駆けて出馬宣言を行う方向で
準備を進めていた。この問題を受けて内閣支持率急落などの影響も出ており、石破氏は当面、
政局の行方を注視する方針だ。石破派内では、「こうなったら『石破待望論』がわき起こるぎりぎりまで
出馬宣言を待つべきだ」(幹部)との声も上がっている。