https://www.zakzak.co.jp/soc/news/180319/soc1803190003-n1.html

 財務省の決裁文書改竄(かいざん)問題に、国民の批判が高まっている。公文書は、わが国の歴史を後世に伝える資料であり、それに手を加えることは、国家への暴挙ともいえる。歴史に関する著作も多い、作家の百田尚樹氏に聞いた。

 「必死で隠している。改竄は絶対良くない」

 百田氏は、前代未聞の不祥事を起こした財務省について、こう言い切った。文章を生業にしているゆえか、ツイッターにも「財務局(省)の悪事」とも書き込んだ。

 ただ、一部報道や野党にも疑問を投げかける。

 「一番ひどいのは、『昭恵さん(=安倍昭恵首相夫人)の証言を消した』という批判が多いこと。実際には(森友学園前理事長の)籠池(泰典)氏の証言を消しているのに、言及しない」

 「当初は、森友学園の国有地取得に、安倍晋三首相が関与したかが問題だったが、証拠が見つからなかった。今度は財務省の改竄で責めている。改竄で内閣総辞職なら、こんな簡単なことはない」

 国会は16日から正常化したが、野党の欠席戦術にも次のように語った。

 「言語道断。一種のストライキだ。国会議員の仕事をしないなら、その間の議員歳費は差し押さえた方がいい」