麻原死刑囚の三女がTV生出演“刑が執行されたら…”複雑な胸中語
2018年3月15日 21:52 スポニチ Sponichi Annex 芸能
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松本麗華(りか)さん(15年撮影) Photo By スポニチ
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1995年9月、移送される松本智津夫死刑囚(当時は被告) Photo By 共同
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オウム真理教の松本智津夫死刑囚(63)=教祖名・麻原彰晃=の三女で、アーチャリーこと松本麗華(りか)さん(34)が15日放送のAbemaTVの報道番組「Abema Prime」(月?金曜後9・00)に出演した。生放送のテレビに出演するのは初。

1983年に松本死刑囚の三女として生まれ、95年11歳のときに地下鉄サリン事件が発生する。2001年、18歳の時にオウム事件を理由にアルバイトを解雇、04年には大学の入学を拒否された。その後、地下鉄サリン事件から20年を機に著書を出版。事件の真実を明かすために拘置所に足を運んでいる。

法務省は14日、オウム真理教による一連の事件で死刑が確定した死刑囚13人中7人を東京拘置所から名古屋、大阪、広島、福岡の拘置所と仙台拘置支所に移送した。報道を受けて麗華さんは「嵐の中、荒波の中にずっといる気持ちです。昨日移送されたということで、尋常ではない心理状態になった。死刑執行の連絡かもしれなかったので」と語った。

これまで父である松本死刑囚と面会するために何度も拘置所に足を運んだが「病気で面会できない。目が見えなくて手紙も書けない。伝言もない」と、父の口から真実を聞きたいという願いは叶えられていない。

松本死刑囚の刑が執行されたらと質問を受けると「自分自身が生きていけるだろうかと。父に会うこと、真実を聞くこと、どうやって事件に関わったのかということを本人に聞くことを目標に生きてきた。極悪人の娘としてこれからも生きていけるのだろうかと思います」と打ち明けた。