TBS NEWS 3月15日
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3316690.html

 東京電力の福島第一原発事故で、福島県などから京都府に避難した174人が国と東京電力に
損害賠償を求めていた集団訴訟で、京都地裁は、国と東京電力の双方に責任を認め、110人に対し、
総額1億1000万円の賠償を命じました。

 「今、判決が出ました。京都地裁は国の責任を認めました」(記者)

 福島県などから京都府に避難した174人は、原発事故で生活基盤が壊されたなどとして、
国と東電におよそ8億5000万円の損害賠償を求めていました。判決で京都地裁は、「津波の危険性を
予見することは十分可能だった」として、国と東電双方の責任を認めました。

 原告のほとんどは避難指示区域外からの自主的な避難でしたが、「指示に基づかない自主的な避難についても
社会通念上、認められる場合がある」として、原告のうち110人に総額およそ1億1000万円の
賠償を命じました。国と東電を相手取った集団訴訟のうち、国の賠償責任を認めた判決は3件目です。