産経ニュース 2018.3.10 13:31
http://www.sankei.com/politics/news/180310/plt1803100016-n1.html

 公明党の山口那津男代表は10日、森友学園問題に関する財務省の決裁文書書き換え疑惑を巡り、
麻生太郎副総理兼財務相の政治責任に言及した。文書について、複数の法務・検察幹部は要請があれば
原本の写しの提供を検討する意向を示した。政府の対応が焦点となる。

 山口氏は福島県浪江町で記者団に「(麻生氏は)政治的責任を負う中で、状況全体を把握し、
とにかく説明責任を尽くしてもらいたい」と強調した。財務省が12日に報告する疑惑に関する調査結果については
「説明責任が尽くされたと納得のいく結果を期待したい」と語った。

 決裁文書を巡っては、複数の法務・検察幹部は取材に「政府側の要請があれば、捜査に支障のない範囲で
原本の写しを渡すことなどを検討する」と述べた。書き換えが指摘された文書が野党議員に開示されたのは昨年5月。
佐川氏は当時、財務省で森友問題を担当する理財局長だった。書き換えの有無を知り得る立場だっただけに、
野党は真相解明には佐川氏本人の説明が必要として証人喚問を要求している。