>>45
決裁というか稟議書って知ってる?
会社だと契約結ぶときに契約条件とか入れた契約書の案を作るんだよ。
で、それを上司の「決裁」受けるのに案を作った担当者から上司まで複数の社員のチェックを受けるのに、
契約書案の上に「稟議書」ってのをつけて社員一人ひとりが内容チェックして、完了したら自分の印鑑(会社によってはサイン)してさらに上位の社員に回す。
この一連の流れを役所では「決裁」って呼んでるのよ。
で、その途中、たとえば平社員が作った書類に間違いがある(契約額が違うとか貸す借りるの字が入れ替わってるとか)のを上位の社員がみつけると、平社員に戻してやり直させるのよ。

決定する権限もってるえらい人のところまで、複雑な契約とかだとこれを延々繰り返すわけ。
なので修正が多くなると書類をきれいに直したのに丸々差し替えてあらためて決裁受け直す。
こういう流れなので「決裁途中」って書類は普通に発生するんよ。


で、なんで決裁途中の書類が残ってるかというと、修正した箇所や最初と最後で何が違ったのか確認するために一時的に手もとに置いておく人が一定数いるんだな。潔くシュレッダーしちゃう人もいるけど。

なので、最終的に決定されれば稟議書には「決裁済(◯◯年◯月◯日)ってハンコなりチェックがされるので、「決裁済」前の「決裁途中」は普通に存在するのよ。

ちなみに近畿財務局ではこの最初から最終決裁までハンコ押した職員は27人。なので何回も「決裁途中」に差し替えは起きてるぞ。
「決裁済」になったら差し替えはマズいけど。

で、朝日が手に入れてるのはこの「決裁途中」の本来シュレッダーすべき(効力がない)文書の可能性もあるって話。
あくまでも可能性な。