3月8日 16時44分NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180308/k10011355791000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_004
「森友学園」への国有地売却に関する決裁文書の写しを財務省が提出した
ことを受けて、野党6党の幹事長・書記局長らが会談し、写しはこれまでに
提出された文書と同じで認められず、8日の国会審議には応じられないと
いう認識で一致しました。
「森友学園」への国有地売却に関する決裁文書の写しを財務省が参議院
予算委員会の理事会に提出したことを受けて、立憲民主党、希望の党、
民進党、共産党、自由党、社民党の野党6党の幹事長 書記局長らが会談し、
対応を協議しました。

6党は、財務省が8日提出した文書の写しは、これまでに提出された文書と
全く同じで、認められず、参議院予算委員会を含めて、8日の国会審議には
応じられないという認識で一致しました。
そのうえで、別の文書が存在するのかなどを明らかにするため、引き続き、
国政調査権を行使して、資料の提出を求めることを与党側に働きかけていく
方針を確認しました。

 立憲民主党の福山幹事長は記者団に対し「国会審議が空転し、混乱して
いるのは、すべて財務省の対応に起因するもので、政府 与党の責任だ。予
算委員会を強行で開会したことは、断固、許せず、野党の質問時間を空回し
して時間を消化するというのは、本当に不届きな国会運営で、強く抗議する」
と述べました。

立民 枝野代表「あるなら早く出せ」
立憲民主党の枝野代表は、党の代議士会で、「財務省が文書の有無すら
答えられないのは、安倍総理大臣が1年前の予算委員会で、『関わっていたら、
総理大臣はおろか国会議員も辞める』と堂々と発言した件に関わっているからだ。
与党が、『今の客観的な状況を踏まえてちゃんと対応しろ』と言わざるをえない
状況にまで追い込んでいるので、『無いなら無いとはっきり言い、あるなら
早く出せ』と強く求めていきたい」と述べました。