0001マスター・ネシトル・カ ★
2018/03/07(水) 19:54:33.25ID:CAP_USER9http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201803/CK2018030702000135.html
<解説> 神戸製鋼所が品質データ改ざん問題の原因や再発防止策を盛り込んだ最終報告書を公表した。報告書は不正がさまざまな部門や子会社であった様子を明らかにしたが、なぜ長期間にわたり各地で類似の不正が起きたかは解明されなかった。不正を繰り返す組織風土の改善は容易ではなく、信頼回復への道のりは険しい。
報告書によると、アルミ・銅事業部門だけでも、真岡製造所(栃木県真岡市)では遅くとも一九七〇年代以降、長府製造所(山口県下関市)では七〇年代後半以降、大安工場(現大安製造所、三重県いなべ市)では八二年または八三年ごろから、顧客仕様を満たさない製品を合格品として出荷させる不正が発生していた。真岡製造所には不正の方法を記した「マニュアル」もあった。
だが、各地で同様の不正が相次いで発生した背景は判然としない。六日の記者会見では「本社からの指示や組織的な関与があったのではないか」との質問も出たが、川崎博也会長兼社長は「各拠点で(不正の始まった)時期は異なる。誰かの指示で起きたとは考えていない」と組織的関与を否定。報告書も「根深い問題」と組織風土などを問題視する内容にとどまった。
神戸製鋼は総会屋への利益供与など九〇年代から不祥事を繰り返し、そのたびに対策を打ち出してきたが組織が抜本的に改善することはなかった。不正の根を今度こそ絶つことができるのか。取り組みに向けられる目はこれまで以上に厳しくなる。 (木村留美)
◆神戸製鋼所報告書の要旨
神戸製鋼所の最終報告書の要旨は次の通り。
(以降ソースにて)