『〔マーケットアイ〕株式:日経平均が年初来安値更新、ファンダメンタルズの懸念で売り直し』
2018年3月5日 / 14:04
https://jp.reuters.com/article/tokyo-stx-idJPL4N1QN2BF

[東京 5日 ロイター] -
<14:01> 日経平均が年初来安値更新、ファンダメンタルズの懸念で売り直し

日経平均は後場一段安。2月14日に付けた年初来安値を下回り、取引時間中として
は昨年10月以来の安値水準を付けた。日銀によるETF(上場投信)買いの思惑で後場
寄り後は下げ渋る動きを見せたものの、「日銀以外に主だった買い手がいなそう。米国の
関税方針を巡るファンダメンタルズへの懸念は強く投資家心理が下向いている」(国内証
券)との声が出ている。


<12:50> 日経平均は一時2万1000円割れ、200日線の回復が焦点に

日経平均は2万1000円付近。後場に入っても軟調が継続しており一時、2月14
日以来となる2万1000円割れとなった。その後は、ひとまず2万1000円台を回復
している。
2万1180円付近を通る200日移動平均線を下回っていることへの警戒感も聞か
れる。きょうの高値は2万1164円38銭で頭を押さえられた格好。「できるだけ早期
に回復できなければ、市場のセンチメントが悪化しかねない」(国内証券)との声が出て
いた。


<11:36> 前場の日経平均は続落、貿易戦争への懸念や日銀総裁発言が重し

前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比138円03銭安の2万1043
円61銭となり、4日続落となった。米国の関税方針が貿易戦争につながりかねないとの
懸念や、日銀の黒田東彦総裁が出口戦略に触れた先週の発言が引き続き重しになった。

TOPIXは0.69%安だった。東証1部の午前中の売買代金は1兆1359億円
。 セクター別では海運、非鉄金属、鉄鋼などが下落率上位に入った。上昇率上位はゴム
製品、食料品、水産・農林だった。

週後半にかけて米雇用統計や日銀の金融政策決定会合、メジャーSQ(特別清算指数
)算出といったイベントを控え、まだ積極的な買いを入れにくいとの声は根強い。開票が
進むイタリア選挙の行方に対する警戒感もくすぶる。

「方向感が定まらない中で、黒田総裁の発言や貿易戦争への懸念などがあって、海外
勢の売りに押された印象。ただ、予想株価収益率(PER)の割安感が相場を下支える。
雇用統計やSQを通過すれば、市場も落ち着いてくるのではないか」(三木証券の投資情
報部課長、北沢淳氏)との声が出ていた。

東証1部の騰落数は、値上がり511銘柄に対し、値下がりが1488銘柄、変わら
ずが69銘柄だった。


<10:46> 日経平均は下げ縮小、積極的な買いには慎重な声も

日経平均は2万1100円台前半へと下げ幅を縮小している。もっとも、市場の慎重
姿勢は継続しているようだ。週末にかけて、米雇用統計や日銀の金融政策決定会合、メジ
ャーSQ(特別清算指数)算出といったイベントを控える。とりわけ雇用統計は先月の発
表時に、米長期金利上昇の引き金となってその後の株安につながったとみられており、市
場では「まだまだ積極的には買いを入れられない」(国内証券)と慎重な見方も出ていた


(以降ソースにて)