2018/03/4 21:01 バズフィード
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宮城県では、プレハブ仮設住宅で暮らす世帯の2割が、ひとり暮らしの高齢者だ

東日本大震災で大規模な被害があった岩手、宮城、福島の3県では2018年1月現在、計2万9639人が、仮住まいを続けている。

そのうち1万3584人は、プレハブの仮設住宅で暮らしている。

(中略)

プレハブ仮設住宅の隣に災害公営住宅が建つ(2016年2月25日、岩手県釜石市)。復興庁によると2017年12月現在、災害公営住宅の供給は、3県の平均で目標の92.5%まで進んだ。

(中略)
プレハブ仮設住宅で暮らし続けている人の多くは、高齢者だ。
宮城県の2016年度の「応急仮設住宅(プレハブ)入居者健康調査」によると、回答した入居者4245人の約4割にあたる1782人が65歳以上の高齢者。現在「病気がある」と答えた人が全体の過半数いた。

ひとり暮らしのお年寄りが2割を占め、その健康が心配されている。

世帯構成では、ひとり暮らしが38.6%と最多となっている。65歳以上の高齢者のひとり暮らしは502世帯で、全体の21.7%。体調が「あまり良くない」「とても悪い」と答えた人の割合は高齢者ほど多い。簡素なプレハブでの暮らしが長引くにつれ、健康が心配されている。