<立憲民主>地方議員選で上位当選続々 来年の統一選に弾み

2/26(月) 20:02配信

毎日新聞



 立憲民主党が地方議員選挙に擁立した公認候補が軒並み上位で当選している。
25日投開票の東京都町田市議選(定数36)では元職・新人各1人が2位と5位で当選した。
党名を前面に集票できる実績を得たことで、来年の統一地方選に向けた候補者擁立の際に、民進党や希望の党に対して優位に立ちやすくなりそうだ。

 町田市議選で立憲の2人は合わせて1万1683票を獲得。
5人中4人が当選した共産党の計1万9980票には及ばないものの、1人だけ立候補した民進党公認候補(当選)の2720票を大きく上回った。
18日投開票の東京都日野市議選では、新人の女性候補が4493票でトップ当選。
2位の公明現職を約900票上回った。

 立憲に入党した地方議員は26日現在で121人で、1500人弱の民進党との差は大きい。
しかし24、25日の毎日新聞の全国世論調査での政党支持率は立憲が13%で、民進の1%、希望の0%を圧倒している。

 立憲も党勢拡大で地方選を重視する。町田市議選では枝野幸男代表、福山哲郎幹事長、長妻昭代表代行(東京都連会長)が相次いで応援に入った。

 枝野氏は26日、名古屋市で開かれた「ミッドランド毎日フォーラム」(毎日新聞社主催)で講演し、
「ピラミッド型の組織を作り、いかに外に広げるかというオーソドックスなやり方は時代に合わなくなっている」とし、
「政治に距離を置く人たち、ピラミッド型組織から排斥されている人が参加しやすい場を作るのを、試行錯誤している」と語った。

 一方、自民党は町田で12人、日野で3人の公認を当選させ、公明党も町田で6人、日野で5人が当選。
立憲の集票力の優位性は野党内にとどまっている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180226-00000081-mai-pol