毎日新聞2018年2月20日 18時39分(最終更新 2月20日 19時07分)
https://mainichi.jp/articles/20180221/k00/00m/020/047000c

 九州電力グループの「下関バイオマスエナジー合同会社」(福岡市)は20日、山口県下関市と
木質バイオマス発電事業推進についての覚書を交わした。発電出力は7万4980キロワットで国内最大級となる。
2022年1月に操業開始予定で、総事業費は約300億円。

 同社は九電みらいエナジー(同)、西日本プラント工業(同)、九電産業(同)の3社が出資し、
昨年12月に設立した。発電所は下関市彦島迫町の港湾施設に隣接した約4.4ヘクタールの敷地に建設する。
来年6月に着工し、事業期間は20年間としている。発電の燃料となる木質ペレットは海外から輸入し、
発電した電力は中国電力に売電する。

 建設予定地のうち、0.8ヘクタールが市の所有地で、20日は市有地の定期借地権設定契約のための覚書に
下関バイオマスエナジー合同会社の寺崎正勝社長と前田晋太郎下関市長が調印した。【上村里花】