産経ニュース 2018.2.16 22:39
http://www.sankei.com/politics/news/180216/plt1802160028-n1.html

 支持政党の分裂という難局に直面した連合が16日、「民進党再結集」に向けた
超党派の政策勉強会を設立した。とはいえ、明るい材料は乏しい。傘下の産別の間では、
政党支持で足並みの乱れが早くも顕在化している。政党側も先の衆院選で競合したことの
遺恨が根強く、合流に向けた展望は開けていない。

 16日の「連合政策・制度推進フォーラム」設立総会は、民進党分裂に伴って離散した議員の
「同窓会」のような空気に包まれた。

 「田舎の法事のような温かい雰囲気といいますか、親戚の皆さん方が集まってワイワイ、
ガヤガヤやっているような…」

 連合の神津里季生会長がこんな感慨を口にすると、出席者からどっと笑いが起きた。

 ただ、なごやかな総会のムードとは裏腹に、連合が望む再結集の道筋は全く見えていないのが実相だ。
民進党と希望の党の統一会派結成構想は、希望の党が衆院選の際に打ち出した
「排除」路線のしこりが災いし土壇場で交渉が決裂した。