どんな組織でも、群でも、それどころか 個体でさえ
最初は僅かな変化の兆しが一部に生じ、その変化が
有用なものであれば、それが徐々に定着していく。

共産党の様な組織では、その変化は たとえ、いかなる
ものであろうとも 党と中央に対する許されざる造反で
あり、その萌芽は見つけ次第に徹底的に剔抉することが
緊急不可欠だ。

そういう風にして、末端、下部の苦労を知る、筆坂氏は
党組織と党員格差の硬直化の是正を不破氏に訴えた
後、直ちに、卑劣極まりない方法で処分された。

彼は必ずしも、民主集中制を否定しないが、少なくとも
血肉の通っている、嘘が吐けないこの人が 当の最高
リーダーであったなら、今のじり貧 末期の日本共産党は
一変していただろう。