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4.どうやって信頼関係を築いたのですか?細貝淳一

Q.先日、安倍首相が施政方針演説で「下町ボブスレー」と細貝さんのお名前を出していましたよね。
あれはオフィシャル感があって凄いなと思いました。

細貝:うん、自分たちにとって凄く良いトリガーになったと思う。
国会の議事録にも残るわけだから、総理が個人の名前を出すというのはよほどの覚悟がないとできないことだよね。
安倍さんが大田区に来た時に、もの作りについて色々お話をしたんだけど、安倍さんの中で中小企業を応援したいという気持ちが強かったんだと思うし
これで安心してついてくれたスポンサーも結構あった。NHKでのドラマ化や、海外のBBCやNew York Timesなどでドキュメンタリーの配信が決まったりと、凄く良い環境ではあると思いますね。

Q.「下町ボブスレー」を始めてみてから気づいたことはありますか?

細貝:キチッと根の生えた人脈がたくさんあったんだということに改めて気づいたところがあった。
自分は単なる中小企業のおじさんだけど、それこそいまでは東証一部上場企業の社長クラスになっているような人でも
普通に昔のままの友達でいてくれる人がたくさんいるんだよね。スポンサーを募る時などにもふたつ返事でいいよと言ってくれるんだけど
本当は稟議を通すのは大変なはず。それでも絶対やると言ってくれる人たちが数十人いたということが
このプロジェクトの原動力にもなっていると思う。

Q.そういう人たちとはどうやって関係を築いてきたんですか?

細貝:真鍋たちとの付き合いと一緒だよ。自分たちがまだ何の力もない時から
困っていることがあればお互いに助けたり、切磋琢磨してきたということが大きいんだと思う。
自分が思うことを素直にやってきた結果が形になってきたということかな。
とにかくこれからも豊かに暮らしていきたいね(笑)。

Q.ですね。何が豊かということなのかをきちんと考えながら暮らしていきたいです。
<インタビュー終わり>

縁故主義の馥郁たる香り ...