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山尾志桜里議員が2月7日、立憲民主党が公開した動画の中で笑顔で待機児童問題についてコメントしていますが、厳しい反応が数多く見られており、山尾議員の失った信頼・期待の大きさを改めて窺わせています。

これは立憲民主党が1月に設置していた「つながる本部」が2月7日、保活経験者の父母らを招いて「なぜ、解決しない?待機児童解消に向けたミーティング」を開催、終了後に山尾議員が発した20秒ほどのコメントが立憲民主党によってTwitter上で公開されたもの。

山尾議員は「お母さんたちが声を上げてつながれば社会は変わるし政治は動く」「前向きに政策を作り政治を変えていきたい」などと語っています。

山尾「はい、つながる本部の第1回。お母さんたちがきちっと声を上げてつながれば、社会は変わるし政治は動く。そう思って、明るく声を上げて下さいました。それをしっかり受け止めて、やっぱり前向きに、立憲民主党、政策を作って、政治を変えていきたいと思います。出来ます。」

しかし、寄せられている反応は芳しくないようです。その理由はまず、山尾議員が不倫疑惑を報じられた際の「週4日」において、自分の子供の世話はどうしているのかという批判が尾を引いているためで、「自分の子供の問題は解決出来たんですか?」「ご自宅の待機児童はどうなりましたか」といった揶揄が相次いでおり、「あなたが待機児童問題語っても説得力がないんですよ」といった辛辣なコメントが目立っています。

また茂木経済再生担当相の線香問題が山尾議員に飛び火しているのも影響しているようです。これは山尾議員が過去に香典料が不適切だったとして後援会からの支出を政党支部による支出に訂正していた件で、2月8日にも東スポが「山尾志桜里氏からの説明あるのか」として記事を掲載しており、政府関係者が山尾議員に対して「公選法に触れる自身の線香問題については、公人として説明の義務がある」と話していると紹介しています。

更に読売新聞も2月8日付の社説でこのように山尾議員に触れています。

読売「一昨年には、山尾志桜里衆院議員が代表だった民進党支部が、有権者に香典などを支出したことも発覚している。山尾氏は党弁護団の見解を示して「支部の支出は禁止されていない」と主張した。こうした言い訳が通るなら、茂木氏を非難できるのだろうか。」

こうした状況であるだけに、動画では当たり障りない内容を笑顔で語っているに過ぎない山尾議員にそれでも批判が集まってしまう深刻な状態であることが改めて浮き彫りとなっている形です。

山尾議員は最近では12月5日の衆議院法務委員会で「共謀罪」廃止について上川陽子法相に答弁を求めた際、警察官僚出身の葉梨康弘副大臣が挙手すると「警察にいましたとか関係ないでしょ」と繰り返し「共謀罪廃止法案を出させて頂きます」「出来るところまでとことん、果たして行きたい」と語るなど強気の姿勢が健在であることを示していました(関連記事)。