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日本維新の会が足立康史衆議院議員に対し党の役職解任や当面の間委員会などでの質問を禁止する処分を決めたことについて、松井一郎代表が会見でその背景や理由について語っていました。

「要は野党の国会運営妨害に関与してはダメなんで」

足立議員への処分は2月6日の役員会で決定され、7日には足立議員も自身のブログで「真摯に受け止めてまいりたい」「党員、支持者そして同僚議員はじめ同志の皆様に、心からお詫びを申し上げたい」とこの件に触れていますが、松井代表の会見では改めて処分が下された理由や背景についての質問が飛んでいました。

松井代表は足立議員の発言について「ウソを言ったわけじゃないけど決めつけすぎて、突き詰めると事実と違うということもある」と正確ではない部分も含まれていたとの認識を示し、足立議員の発言そのものも問題を抱えていたと指摘。

その上でこれまで国会改革に取り組んできた維新としては足立議員の発言によって「国会の運営に支障をきたす」「他の野党の皆さんから国会対応、対策、国会運営について足かせになる状況になっていた」と語り、会見の最後で「要は」としてこう述べていました。

松井「要は他の野党のね、そういう国会運営妨害にね、こちらが関与するようなことになってはダメなんで。もうきちっと処分をさせて頂いた。こういうことです」

ただし、維新としてはこれまで厳重注意していたにも関わらず「国会2場所続いてこういうことになったんで」と今回重い処分が下されることになった理由も内部にはあったようです。

松井代表はまた「国会議員の中で処分を決めたと僕は聞いてます」と述べ、今回の決定が国会議員主導で為されたものというニュアンスも窺わせていました。

一方、国会では2月7日に立憲・希望・民進・共産・自由・社民の野党6党が衆議院に対し足立議員の懲罰動議を提出したと報じられています。

(略)