<公明>井上氏、首相提起の改憲で「9条別項は難しい」

2/5(月) 18:02配信

毎日新聞

 ◇「これまでの憲法解釈を超える形での明記はできない」も

 公明党の井上義久幹事長は4日放送のラジオ日本の番組で、安倍晋三首相が提起した憲法9条第1項(戦争放棄)と
第2項(戦力不保持)を維持して「自衛隊」を明記する憲法改正について、「これまでの憲法解釈を超える形での明記はできない。
『第3項』にしても、別項を立てるにしてもなかなか難しい」と述べ、慎重な議論が必要との認識を示した。

 首相は、第3項などを新設して「自衛隊」を書き込めば、任務や役割は変わらないと主張している。
ただ、公明党内には、書きぶりによっては従来の憲法解釈の拡大につながるとの懸念が根強い。
井上氏は、首相案について「何か改憲しないと日本の安全保障は成り立たない、国民の安全は守れないということではない」と指摘。
一方で「自衛隊員のためにも(違憲論の解消は)してあげないといけないという気持ちも分かるので、そこは議論はしていきたい。
議論の余地はある」とも語った。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180205-00000054-mai-pol