>>225
http://www.moj.go.jp/content/001129372.pdf
性暴力の実態に即して、暴行・脅迫要件を緩和し、「被害者もしくは第三者に対する暴力の行使、暴力の
威嚇もしくは(暴力への恐怖、拘禁、心理的抑圧または権力の濫用などの)強制によって、または強制的
環境に乗ずることによって」などの表現にすることを提案する。
突然襲われた被害者は、予測もしない出来事に驚愕してショックで頭も真っ白になってしまう。何が起こった
かわからず、喉もはりついて声も出せず、体もこわばって動かないことも少なくない。
襲われたときに「殺されるのではないか」と思い、生きのびるために犯人に従うしかないと覚悟を決める被害者も
多い。相手の形相から逆らっても無駄であることを悟り、体格差もあって抵抗をあきらめることもしばしばである。
ある集団強姦の被害にあった少女は何の前触れもなくいきなり後ろから羽交い絞めにされ、前から服を脱がされ、
どうすることもできなかったと語った。
性暴力は圧倒的に顔見知りからの被害が多く、そういった場合には、はっきり 抵抗できないことも多い。
職場の上司や大学の指導教員、小中高の教師、スポーツの指導者などから襲われたときには、逆らったら
報復されるのではないか、仕事や勉強、競技などを続けられなくなるのではないかと考え、抵抗したり、 逃げたり
できない のである 。
まして、親や祖父など家族、親族から被害にあった際に、それまでの虐待による恐怖などから抵抗することも
逃げることもできず、家を出て1人で生活することもできないため、何年間も被害にあい続けることも少なくない。
このように継続した被害に関しては、特に加重処罰が必要である。