安倍信者は勉強が足りない。ぜひ、明石弁護士が書いた『アベノミクスによろしく』を読んでいただきたい。

「よろしく」というタイトルはついているものの、けしてアベノミクスを肯定している本ではなく、

「アベノミクス以降の実質GDPは、3年間で比較すると民主党政権時代の3分の1しか伸びていない」
「2014年度の国内実質消費は、戦後最大の下落率を記録」
「GDP算出基準改定のどさくさに紛れてGDPを異常にかさ上げ」といったアベノミクスの実態を、政府や国際機関による公式発表データを用いて詳細に分析した書籍だ。

安倍晋三が「アベノミクスの成果」と言い張る雇用の改善はアベノミクスとは無関係であること、株価の上昇が官製相場によるものであることなどをデータから明らかにしている。

雇用の改善は少子高齢化で人手不足によるものだし、株価の上昇で潤うのは株で儲けている人間であり、一般庶民にとって得るものなし。

第6章では、アベノミクスの「第3の矢は労働者を過労死させる」と警告している。

多くの知的な層は、安倍政権に対して否定的だ。自民党すべてが悪いとまでは言わないけれど、安倍政権についてはもっと疑問に思ってほしい!

「安倍以外に政治家はいない」だの、「野党がだらしがない」などというぼんやりとした危機感ばかり煽っていないで、安倍政権をなんとかして引きずり下ろさないと、日本はたいへんなことになってしまうと思う(もう十分に危機的状況だけど)。

「一億総活躍」などではなく、アベノミクスは「一億総貧困」のはじまりである。

非正規雇用がどんどん増えて、公務員にまで広がっている。その結果として、正社員に負担が押しつけられてうつ病や過労死が増える。人手不足で企業は倒産するか、ブラック企業化するのは当たり前だと思う。

安倍晋三は、外国に税金をバラ撒き、お友達に国有地を格安で斡旋。改憲のような派手なことばかりやりたがる最低の首相だ!

日本なんてこのままいけば、北朝鮮にミサイルを打ち込まれるまでもなく、年寄りだらけの国になって崩壊していくだけ。国民は、安倍晋三なんて馬鹿な首相を選んだツケが回ってくるのを思い知ることになるだろう……。