ノーベル平和賞は多分に政治的なもので、その主張に普遍的価値があると認め、
賞の権威の元にその主張の普及発展を奨励するという性格を持つ。
そういうわけで、平和賞受賞者がずけずけと国家首脳に面会を求めて意見する
のは国際的に認められた特権のようなものである。
たいした理由もなくそれを拒否するのは国際的に度量に狭い奴だと吹聴するよ
うなものだ。