立憲民主党の福山哲郎幹事長は28日、民進党が提唱する立民、希望の党の3党による統一会派結成構想に関し、民進党に「これ以上検討しない」と拒否する意向を伝えたことを明らかにした。

 立民は26日に民進党から統一会派結成の申し入れを受けた際、希望の党を含む枠組みでの会派結成は拒む方針を伝えていた。福山氏によると、27日に民進党から確認事項に対する回答があり、3党による統一会派結成を目指す方針は変わらないとの考えが示されたため、検討を拒否する意向を伝えたという。

 これに対し、民進党の大塚耕平代表は28日の記者会見で「統一会派を実現する方向でぎりぎりまで努力したい。引き続き立民にも働きかけていきたい」と語り、交渉継続を目指す意向を示した。

 希望の党は28日の臨時役員会で、年明けから民進党と統一会派結成に向けて協議に入ることを決めた。岸本周平役員室長は「民進党は希望の党と合流することが前提だった。協議のテーブルにつくのは自然の流れだ」と記者団に語った。

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