○籠池証人 先ほどの先生の質問にも答えも
いたしたんですけれども、一生懸命今までや
ってきました。そして、二月の二十三日、
安倍首相が、しつこい人だという発言を私に
されたんですが、その辺から、その次に、
後で伝聞するところによりますと財務省は
いろいろの資料を全て消却したということで
聞いておりますが、そのとき知りませんでし
たけれども、どうもその辺あたりから、
どうも風向きが変やなと。
 そして、十日間ちょっと身を隠してほしい
というふうな発言が弁護士を通してありまし
たものですから、そのように従っておりまし
たところ、どんどんどんどん学園に対する風
向きがひどくなってまいりまして、何だった
んだと。それだったら、私の方はすぐに反論
をして、ツイッターでも出して違いますよと
いうことを言えばよかったんですが、そのま
まずっと沈黙をいたしておりました。
 そうするとどんどん悪化してまいりまして、
籠池の人間像も、どうも悪いやつやという
ふうな方向でレッテルを張られてくる。
そうしましてくると、これは大阪府の担当
行政課の方も当初、三月の三日ぐらいまでは
通しますよ、四日までは通しますよと言って
おりましたのが、いつの間にか、いや、
これはなかなか難しい、難しい、難しいと
いうふうな方向になってきまして、課長が
同席の実地視察のときに私どもの家内の方が
写真をかざしたとか、かざしていないとか、
そしておまえらとか言ったとかいう、
とんでもない暴言が記者会見の中で出てくる。
 ということは、公権力というものが我々学園
に対して、また私に対して、何というんですかね、
人権的な圧力をかけてきたんだなというふうに
私は思ったわけです。これはこれ以上やって
いっているととんでもないことになるなという
ふうに思っておったやさきに、弁護士の方から
これは取り下げた方がよろしいというふうな
アドバイスをいただいたということであります。
 今から考えますと、そのアドバイスというのは
本当に我々の立場に立ってのアドバイスだったのか、
それとも公権力の方に沿った意見を出して
おったのか、その辺はちょっとわからないので、
どうぞお調べいただきたいというふうに思っています。