米エルサレム首都認定 トランプ氏、反対国へ支援削減を警告 国連総会の特別会合へ圧力
2017.12.21
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閣議で記者団に語るトランプ大統領=20日、米ホワイトハウス(UPI=共同) 2017.12.21 07:58

 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は20日、ニューヨークで21日に開かれる国連総会(193カ国)の緊急会合で
エルサレムをイスラエルの首都と認定した米政権の決定に反対する国に対する経済援助を削減すると警告した。

 緊急会合では、米政権のエルサレム首都認定の撤回を求める決議案が採決される。決議案は賛成多数で採択される見通しが強まっている。
これに対し、ヘイリー国連大使は決議案に賛成すると見込まれる、米国から援助を受けている国々に書簡を送付。
米メディアによると書簡は「緊急会合で米国の決定に反対した国の名を大統領に報告する」とし、決議案に賛成しないよう牽制した。

 トランプ氏は20日、ホワイトハウスで開いた閣議の冒頭、「採決に注目している」と述べた上で、
「米国から数億〜数十億ドルも受け取りながら反対する国があるのなら、好きにさせておけ。米国は(経済援助を)大幅に節約できる」と切り捨てた。