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12月12日のBSフジ「プライムニュース」に出演した石破茂元防衛相が、北朝鮮の核について「実際に使う危険性があると思う」と語る場面がありました。

この日は「石破茂x『核保有論』北朝鮮の脅威と抑止の形」というテーマで非核三原則の見直しについてキヤノングローバル戦略研究所研究主幹の宮家邦彦氏、それに麗澤大学客員教授でモラロジー研究所教授の西岡力氏と議論していた石破元防衛相でしたが、反町キャスターからの問いに答える形で北朝鮮が核を「実際に使う危険性があると思う」との見解を示していました。

反町キャスターは北朝鮮の核は使うことを目的としているのかそれとも米朝協議のテーブルにアメリカを引っ張り出すことを目的としているのか、つまり日本は核を現実的な危険として捉えるべきなのかそれともツールとしての核利用だと考えるべきなのか、と質問。

すると石破元防衛相はまず「実際に使う危険性がある、と思うんですね」と発言。その理由についてチャウセスクやカダフィ、フセインの例を挙げ独裁体制を維持するのが目的という意味合いを挙げるとともに、北朝鮮という国家にとっての最大の目標が「韓半島の統一」だと指摘し、「在日米軍に対して本気で核を打ち込むということにならないとこの野望は達成できない」という観点から説明していました。

石破元防衛相は話の最後で再び北朝鮮にとっての最大の国家目標が「韓半島の統一」である点について「我々はあまり軽視しない方がいいと思いますよ」と述べ、警鐘を鳴らしていました。