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12月11日 17時37分

希望の党の松原・元拉致問題担当大臣らが安倍総理大臣と会い、北朝鮮による拉致被害者の救出に向けたこれまでの政府の活動は失敗だったとして、拉致被害者の救出に的を絞った対応をとるよう求めました。

希望の党の拉致問題対策本部長を務める松原・元拉致問題担当大臣は中山恭子元拉致問題担当大臣と共に11日午後、総理大臣官邸を訪れ、安倍総理大臣に対し北朝鮮による拉致被害者の救出に向けた党の要請書を手渡しました。

要請書は、長期間拉致被害者を救出できていないとして、「これまでの政府の活動は失敗だったと言わざるをえない」と指摘したうえで、北朝鮮が拉致被害者を含む日本人行方不明者の全面的な調査を行うと約束したストックホルム合意を白紙に戻し、被害者の救出に的を絞った対応をとるよう求めています。

このあと、松原氏は記者団に対し、「安倍総理大臣からは『協力してやっていこう』という答えがあった。拉致問題の解決においては与党も野党もなく、安倍総理大臣も一緒になって戦い続ける仲間でなければならない」と述べました。