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12月12日 8時57分

河野外務大臣は訪問先のフランス・パリでイラクのアバディ首相と会談し、過激派組織IS=イスラミックステートの支配からの解放宣言に祝意を表したうえでイラクの復興に向けた取り組みを後押しし、できるかぎりの支援を行う考えを伝えました。

日本時間の12日朝に行われた会談で河野外務大臣は、イラクのアバディ首相がイラク全土をISの支配から解放したと宣言したことに祝意を表したうえで、「イラクの皆さんが憲法のもと一致団結して復興に力を注いでいただきたい」と述べました。

そして、イラクの復興や発展にはイラク国民の一致団結が不可欠だとして、日本としても復興に向けた取り組みを後押しし、できるかぎりの支援を行う考えを伝えました。

これに対しアバディ首相は、「一致団結してこれからもテロリストとの戦い、復興に向けた取り組みを行っていきたい」と応じ、日本の貢献に期待を示しました。

これに先立って河野大臣はヨルダンのサファディ外相と電話で会談し、アメリカがイスラエルの首都と認めたエルサレムの問題について、イスラエルと将来的なパレスチナ国家が共存する「2国家解決」を支持するなど、日本の立場は変わらないことを伝えました。