退位日、8日に閣議決定「19年4月末」1日に皇室会議
2017年12月1日 0:44
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO24100240Q7A131C1MM8000

天皇陛下が退位する日程について、安倍晋三首相が皇族らから意見を聞く皇室会議が12月1日、宮内庁特別会議室で開かれる。
陛下の退位と皇太子さまの即位に伴う新元号の施行時期について「2019年4月30日退位・5月1日皇太子さま即位」が事実上固まる。
政府は皇室会議での議論を踏まえ、退位や即位の期日を定めた政令を12月8日に閣議決定する。

皇室会議は戦後7回開催。
最近では1993年1月に開き、皇太子さまと雅子さまの婚約を正式に承認した。婚姻以外の案件を取り上げるのは、旧宮家の皇籍離脱を審議した47年10月以来、70年ぶりとなる。

陛下の退位と改元期日について、政府は「19年3月末・4月1日」か「19年4月末・5月1日」の2案を検討してきた。
19年3月から4月にかけては統一地方選が実施され、与野党が政治的に対立する可能性が大きい。4月末退位案は「政治的に落ち着いた環境」(政府高官)で迎えられる利点がある。