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 新左翼グループ「反天皇制運動連絡会」(反天連)が26日、東京都渋谷区でデモを行った。同区の千駄ケ谷区民会館で「終わりにしよう天皇制11・26大集会」と銘打って大がかりな集会を開催。反天連を中心とする「終わりにしよう天皇制11・26集会実行委員会」はその後、千駄ケ谷区民会館から渋谷駅のハチ公前まで百数十人でデモ行進した。

 右派団体も大勢かけつけ、デモ行進のルートで「反天連は日本から出て行け」などと罵声を浴びせた。

 反天連は「民主国家に天皇制いらない」「マスコミは翼賛報道をやめろ」「警察は違法な写真撮影をやめろ」「天皇の代替わりを許すな」などとシュプレヒコールをあげながら行進した。

 竹下通りなど、繁華街を通過したため、通りの服飾店やラーメン店などからも店員が出てきて、何ごとかと見守った。

 東京都大田区から友達と原宿に来たという中学3年生(15)は「言いたいことがあれば、辻立ちして演説すればいいのに、車の通行を止めてまでデモやって、天皇制やめろなんてばかみたい」と憤慨していた。

 反天連はその活動方針などから右翼団体などの強い反発を招いており、23日には東京都立川市の「防災航空祭」に合わせて行われた反天連系の団体デモの際、右翼団体「大日本国士団」の会長らが、反天連系団体の街宣車のフロントガラスを割ったとして、警視庁公安部が暴力行為処罰法違反容疑で3人を逮捕している。(WEB編集チーム)