>>49 からの続き
私をさんざん尾行し、監視カメラを向けて精神的に追い込んでおきながら、自分が撮影されているとわかると威嚇するなど、手前勝手もはなはだしい。
かれらは私が在宅中も終日、監視カメラを向けており、コンビニ弁当などで腹を満たしていた。
かれらの仕業かどうかは不明だが、わが家の敷地内に何者かが侵入した形跡があったり、郵便物があらためられていたこともある。
また、2005年6月以降、自宅の電話を使っていると、ときどき通話中に不自然な音がまじるようになった。盗聴されていた可能性は捨てきれない。
■ 牛込警察署への被害届
尾行されるようになってから1年半ほど経った2006年12月、私は最寄の牛込警察署に、調査機関による証拠のビデオフィルムと写真、
状況を説明した調査報告書などを添えて、被害届および保護願を提出した。(中略)
警察への被害届提出後、少しの間は私たちへの監視や尾行はおさまったようだが、それも束の間、再び不審車両が近所に現れるようになった。
そして以前と同様に、監視と尾行が再開された。そのため2007年7月、ふたたび牛込警察署へ被害届を出した。(中略)
牛込警察署は不審車両の持ち主を調べたが、ほとんど新車同然だったにもかかわらず、すでに廃車になっている車両があったという。
2度目の被害届の後、わが家の門の脇に警邏ボックスが設置されるようになると、尾行はややおさまったかに思えた。
だが調査機関の協力を得て、私の外出時、その後をひそかに追尾して様子をさぐってもらったところ、遠巻きに尾行は継続していたことがわかった。
そのとき私はあるJR駅前のよく行く書店に立ち寄り、しばらく時間稼ぎをしたが、書店の前で以前から自宅周辺でよく見かけた男性尾行者が
私を監視していたのだ。それ以外にもこの日、不審な車両、人物が私の近辺をウロついていたことが確認できた。
また、別の日、自宅近くのバス停に乗ったところ、馴染みのあるナンバーの乗用車がバスの後を追っていることがわかった。
このクルマは以前にも何度か私の乗るバスを追ってきたことがある。その日は私が下車するバス停まで来ると同乗者を降ろして、
どこかへ消えた。そしてその日も、私が入ろうとした店の入り口には、明らかに尾行者の姿があった。
このころから尾行がより巧妙になったと思われる。というのは、徒歩による尾行者は必ずしも尾行車両の同乗者ではなくなってきたからである。
おそらく私を追う尾行車両から連絡をうけた別のクルマが尾行者を乗せて先回りし、
私の到着を待って、素知らぬ様子でかなり離れた場所から私を監視、尾行しているようだった。
さらに、わが家への監視が路上のクルマからかけでなく、近所のマンションの一室などからも行われていたことがわかってきた。
おそらく、そこで24時間私たちを監視しているのであろう。
とういのも、私たちが自宅を出て徒歩3分のバス停に到着すると、すぐにバス停の後方50メートルほどのところにクルマが姿を現して、
追尾の態勢でスタンバイしているからである。これは、どこかで常時私たちを監視していないとできない。
さらに、自宅近くの交差点をどちらの方向で歩きだしても、ただちにクルマないしは尾行者が姿を現す。
つまり、かれらはわが家の玄関と交差点の両方を俯瞰できるところから監視を続けていることになる。
だとすると、疑わしいマンションがあるが、実際、これまでに尾行を視認できた複数の人物がこのマンションに出入りしているのを目撃している。
ただし、尾行者が待機しているのは、このマンションではない。ここではもっぱらわが家を監視し、私たちが玄関を出るのを確認すると、
ただちに別の場所に待機しているメンバーに指令を飛ばし、そこから尾行者が出動するのである。その待機場所もだいたい見当はついている。
(中略)
このように監視役とクルマの運転手、尾行者らを合わせると、おそらく常時10人前後でひとつのグループが編成されていると思われるが、
その顔ぶれは前述のように日によって違っている。したがって、わが家の監視・尾行にかかわるメンバーの延べ人数は相当数にのぼると見なければならない。
 (後略)