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橋下徹氏が11月11日、Twitterで希望の党・玉木雄一郎共同代表の献金問題に触れ「加計学園問題と全く同じ構造」と指摘、「玉木さんが安倍さんを追及すれば返り討ちに合う」と語っています。

橋下徹氏「加計問題と玉木献金問題は全く同じ構造。追及すれば返り討ち」

橋下氏はTwitterでこのように発言。

橋下「家計学園問題と玉木希望の党共同代表の獣医師会からの献金問題は全く同じ構造。不正の有無はともかく「外形的公正性」に大いに疑問。玉木さんが安倍さんを追及すれば返り討ちに合う。友人関係より金を受け取っている関係の方がグレー。ここをどう対応するか。これまで通りやればブーメランで自滅。」

玉木共同代表が日本獣医師政治連盟から過去に献金を受け取っていた件は希望の党の共同代表に就任したことで完全に再燃する形となっており、既に会見でも取り上げられていた他(関連記事参照)、11月10日に玉木共同代表が出演したBSフジ「プライムニュース」でも「有権者が納得するまで説明すべき、といった内容を(視聴者から)多く頂きました」として意見を求める場面がありました。

「問題はありません」と回答していた玉木共同代表でしたが、「お友達だから」と加計学園問題において安倍首相に疑いをかける構図と「献金をもらったのだから」と玉木議員に疑いをかける構図は「全く同じ構造」であり、「問題ない」と説明する安倍首相への追及が止まらない以上、玉木共同代表への追及が止まる道理はありませんが、玉木共同代表もこの点について実は既に納得しているのです。

問われる玉木共同代表8月の発言

玉木共同代表が納得づくであるのは、8月下旬「安倍さんに非があるとすれば外形的な公正性が疑われてしまった態度振る舞い」「安倍さんは議長を退任するか、手続き外の接触は控えるべきだった」「それと同じ論理で玉木氏は獣医学部連盟関連の質問は控えるべきだった」と指摘した橋下氏に対し、当時の玉木議員がこのように返事していたことからも明らかです。

玉木「橋下さんご批判は受け止めます。ただコメンテーターみたいですよ(笑)。私は政治家です。時に返り血覚悟で進まなくてはならないときもあります。今回のような批判がくるのは百も承知で腹くくってやってます。それでも真実に迫りたいのです。それが民主主義国家における行政監視機能だと信じています。」

「批判がくるのは百も承知で腹くくってやっている」と述べていた以上、玉木共同代表への追及が激しくなるのは当然であり、当時の発言の重みをどう受け止めているのか、玉木共同代表にとって政治家としての正念場が訪れそうです。

玉木雄一郎共同代表「プライムニュース」での発言

アナ「(視聴者の声を紹介するコーナーで)『玉木さんにはどうしても答えて頂きたいことがあります。玉木さんは獣医学部反対の獣医師会から献金があったことは明らかにされている事実ですが、その上で国会で反対の立場から質疑することへの不適切さに多くの有権者は疑問を持っています。玉木さんご自身も献金と獣医学部反対の関係性を有権者が納得するまで説明すべきではないでしょうか』といった内容を多く頂きました」

玉木「はい、あの今日の記者会見でも質問頂きましたし、5月の段階からブログで全て質問に答える形で公表してますが、私は日本獣医師会から献金を頂いたのは2012年、民主党政権の時です5年ぐらい前ですねぇ。で、今回質問をいろいろした通常国会でありましたけれども、これはまぁ、国会対策の中で、まぁチームとして取り組んできたものですので、あの、まず5年前の献金は法律に基づいて適正に処理されてますし、あの、その献金と5年後の今年の質問については全く関係がありませんから、問題はありません」