BUZZAP! 2017年11月6日 10時46分 (2017年11月9日 22時00分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/it_g/20171106/Buzzap_45884.html

この上なく日本らしさは満載ですが、お世辞にもクールとは言えない状況になっています。詳細は以下から。

内閣府の主導によって鳴り物入りで始められたクールジャパン戦略。アニメ、マンガ、ゲーム等のコンテンツ、ファッション、食、伝統文化、デザイン、ロボットや環境技術などといった「外国人がクールととらえる日本の魅力」を情報発信、海外への商品・サービス展開、インバウンドの国内消費というステップで「我が国の経済成長を実現」する成長戦略のひとつとされています。

そのクールジャパン戦略の中核を担うべく2013年11月に官民ファンドとして設立されたのがクールジャパン機構です。しかしその内実は極めて日本的なお友達優遇の組織であり、まともな実績も作れないまま日本国民の税金を浪費するばかりでした。
クールジャパン機構は発足から今月で丸4年が経ちましたが、投資24件中、決定後1年を超す事業18件の半分以上の10件で収益などの計画を達成できていないことが日経新聞によって報じられました。
◆極めて日本的なお友達優遇の蔓延
その大きな理由とされるのが、クールジャパン機構の経営陣が個人的に繋がりのある人物や組織などと絡めた案件を持ち込むことが常態化していたこと。
例としてまず挙げられているのがマレーシアの首都クアラルンプールの百貨店「イセタン・ザ・ジャパンストア」。既存店改装にクールジャパン機構が半分弱の10億円を出して「本物の日本」を旗印に伝統工芸の食器や衣類、食品までこだわりの品々を集めたものの集客も収益も低迷し、17年4〜6月の営業赤字は計画の3倍強にまで膨らみました。