自民党は7日の総務会で、行政改革推進本部長に甘利明元経済再生担当相を起用する人事を決めた。甘利氏は昨年1月に秘書の金銭授受問題で閣僚を辞任し、政権の要職から遠ざかっていた。10月の衆院選で12選を果たしたことを受けて復権した形だ。8月の内閣改造・党役員人事では、甘利氏を要職に起用する案も一時検討されたが、世論の批判を招きかねないため見送られていた。甘利氏は周辺に「行革を前に進めたい」と語っている。

 同日の総務会では、「サイバーセキュリティ対策本部」の新設も決定。初代本部長に高市早苗前総務相を起用した。また、憲法改正推進本部長に細田博之前総務会長、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)などを議論する「TPP・日EU等経済協定対策本部長」に森山裕国対委員長を兼務で充てる人事も正式決定した。【田中裕之】


参考)
2016.2.16 10:32 産経
http://www.sankei.com/politics/news/160216/plt1602160016-n1.html
元秘書「レクサス買って」 民主党が音声データ入手

2017/3/4 10:51 日経
https://www.nikkei.com/article/DGXLASGM04H0Q_U7A300C1NNE000/
高市氏の電波停止言及「報道の自由懸念」 米人権報告書