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安倍首相が11月6日の共同記者会見で自由で開かれたインド太平洋構想の実現に日米が協力を強める点で一致した、と発表したことに対し、朝日新聞が中国への配慮を求めています。

朝日新聞は11月7日の社説を「日米首脳会談 中ロ巻き込む外交を」というタイトルで掲載、日米両首脳が「互いの絆の強さを改めて示した」としつつ北朝鮮問題では「圧力は対話のための手段」「粘り強い外交努力が日米双方に求められる」と釘をさし、「中国の協力は欠かせない」として自由で開かれたインド太平洋構想において中国への配慮が必要だ、との見解を示しています。

朝日新聞「ただ、中国の習近平(シーチンピン)国家主席が提唱したシルクロード経済圏構想「一帯一路」に対抗する概念と読み取れないようにする必要がある。」

日米と中国が張り合う形となればASEAN諸国の国々が尻込みしかねない点や、北朝鮮問題において日米と中国が足並みを揃えるためという点を理由として挙げていますが、自由で開かれたインド太平洋構想が中国の広域経済圏構想「一帯一路」を念頭に置いているだけに、配慮すべきだとの論調は注目を集めそうです。