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2017/12/20(水) 22:04:26.58ID:ygD/LxcRO狂った羅針盤 @2014/04
http://m.ameba.jp/m/blogArticle.do?guid=ON&unm=takaakimitsuhashi&articleId=11813126445
(>>224続)
さて、狂った羅針盤と言えば、もう一つ、(略)指摘されている
「二つの潜在GDP」という問題があります。
『需給ギャップが日銀の試算でゼロに改善、増税後も物価上昇=関係者
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA3202M20140403?sp=true
(略)』
需給ギャップとは何のことかといえば、
潜在GDP(本来の供給能力)と
名目GDP(総需要)の差のことです。
潜在GDPが大きければインフレギャップ、
総需要が大きいときはデフレギャップと呼ばれます。
【インフレギャップとデフレギャップ】
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_43.html#GAP
信じられないでしょうが、インフレギャップやデフレギャップを計算する際の
「潜在GDP(本来の供給能力)」には、二つ種類があるのです。
すなわち、最大概念の潜在GDPと、平均概念の潜在GDPになります。
本件については、青木先生の論文を「需給ギャップとデフレ(後編) 」に掲載していますが、改めて解説しておきましょう。
一つ目、「最大概念の潜在GDP」。
国民経済において、すでに存在する労働者や資本、設備がフルに稼働した場合に生産可能なGDPを意味します。
労働者がフル稼働している以上、
「完全雇用環境下のGDP」と呼び替えても構わないわけです。
非常に明快で、分かりやすいのではないかと思います。
わたくしが「潜在GDP」という用語を使うときは、
もちろん完全雇用下のGDPのことになります。
続