設置審 加計学園の答申、11月前半…文科相が延期見通し
https://mainichi.jp/articles/20171027/k00/00e/040/349000c

 林芳正文部科学相は27日の閣議後記者会見で、学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)の獣医学部新設の可否を審査している文科省の大学設置・学校法人審議会(設置審)の答申が11月前半に延期されるとの見通しを示した。

 林氏は延期の理由について「52年ぶりの獣医学部新設の案件で、より慎重な審議を行うことと、取材が過熱する中で審査内容が報道されるリスクを避けるため、(設置審が)日程の再調整を行ったと聞いている」と述べた。22日投開票の衆院選と、答申の先送りの関連については「外部の事情を考慮することはない」と否定した。

設置審は当初、8月末に答申する予定だったが、学生の実習計画が不十分で、学園が掲げるライフサイエンス分野の獣医師養成に課題があるなどとして認可の判断を保留。その後、10月末までに判断するとしていた。