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10月23日に放送されたテレビ朝日系「報道ステーション」で、今回の選挙結果について「議席数と民意にズレが生じている」点が問題視されていました。

この日は衆院選の結果を振り返る形でコーナーが進みましたが、番組が注目したのは自民党が大勝したにも関わらず党内に笑顔がないという点で「笑顔なき船出」「勝利の高揚感がない、どういうことなのか」などと疑問を呈していました。

すると自民党勝利を「野党の混乱・分裂によって価値が転がり込んだ」と分析した共同通信社客説論説委員の後藤謙次氏が、比例代表における政党別得票率が実際の議席数と乖離しているとして「議席数と民意にズレが生じている」と指摘。

後藤「そうですね今回、やはり野党の混乱・分裂によって自民党に勝ちが転げ込んだと、そんな印象の選挙でしたねぇ。それを象徴するのはやはり議席数とですね、民意にやはりズレが生じているのではないかと。まぁその象徴がここにもあるんですが、比例代表の得票率を見て頂きたいと思うんですが、これを見ますとですね自民党は全体の33.27%、一方立憲民主党は19.88%ほぼ20%ですね。それで希望の党が17.35%。これ単純に差し引きするってことは出来ないんですが、全体の33%しかなかった自民党がですね、まぁ選挙制度が大きいんですが、結果的には60%強の議席を占有すると、そういう結果になってるんですね。」

後藤氏は選挙制度に起因する部分が大きいと発言していたにも関わらずその後も安倍首相に笑顔がなかったのは不支持率が上回っていたからではないかと述べ、「本物の勝利ではないんだと総理自身も自覚されてるんじゃないかと思うんですね」と語っていました。