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10月9日のTBS系「NEWS23」で放送された各党の党首討論の中で、安倍首相が立憲民主党の枝野幸男代表に対し「全く現場を知らない!」と声を荒げる場面がありました。

首相が枝野代表に「全く現場を知らない!」

これは安保法制の議論において枝野代表が集団的自衛権を事実認定の問題として個別的自衛権で十分説明できる、と主張したことに対し安倍首相が「全く現場を知らない!全く現場を知らなくてですね」と否定したというもの。

問題の場面は日本のこころ中野代表が立憲民主党について平和安全法制を憲法違反と宣言しているが日米同盟の破綻になりかねない、そんな政権で日本をどこに導こうとしているのか、と批判したことに端を発していました。

枝野代表は領域警備法の制定や周辺事態法を強化、また自衛隊の能力向上を通じ現実的な領土防衛を強化すべきという立場だ、と反論しますが、同時に「ただし安全保障法制の集団的自衛権部分は憲法違反であり米軍との連携は全て個別的自衛権で説明できる」と主張。

これに安倍首相が「大変大切なところなんですが」と割って入ると米国が平和安全法制を高く評価している点に触れ、このように警鐘を鳴らします。

安倍「もしこれを止めればですね、記憶に新しいんですが民主党政権の時にですね、最低でも県外と言った人がいましたね。それによってですね、日米同盟は相当の打撃を受けた。この比ではない打撃を受けるということは間違いないと思います。」

しかし枝野代表は納得せず、イージス艦が攻撃された場合でも法解釈ではなく事実認定の問題として個別的自衛権で十分に説明できるとの論を崩さなかったため安倍首相は「全く現場を知らない!全く現場を知らなくてですね」と大きな声で呆れとも言える反応を示していました。

この場面では各党の党首たちが口々に発言をし始め紛糾の様相を呈したため星キャスターが「弁護士でもある山口さん」と公明党の山口代表を指名し、山口代表が集団的自衛権について解説しましたが、それでも主張を曲げない枝野代表が今度は「インパール作戦」を持ち出したため討論は再び紛糾してしまっていました。

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