内部留保に課税しろって言う暴論は、「内部留保=むだなおカネをプールしている」という間違った考えに基づくもの。
企業は利益を利益剰余金として、資本に組み込むことで成長する。
資本(貸方)の増加に合わせて、資産(借方)も当然大きくなるが、企業は稼いだ利益で設備投資やM&A等を行うことで
企業は成長する。
一部はキャッシュ(現金)として持つが、それは運転資金としても必要。
ただ、キャッシュ(現金)を溜め込む企業もあるだろうが、そんな企業はROEが悪くなるので
上場企業なら株主から叩かれることになるので、増配や自社株買いで吐き出すことになる。

結局、内部留保課税とは株主に利益を還元しないなら国が召し上げるぞ、という意味合いの税制。
当然、アメリカならやってもおかしくない。結果、株を持つ富裕層だけがさらに儲かるという結果になる。