北朝鮮問題で、安保法制の危険性が明らかになってきた。
安保法制によって、戦争しようとする米軍への自衛隊の兵站活動が自由にできるようになったからだ。
安保法制によって、国民も国会も知らぬ間に、北朝鮮周辺の海や空で米軍に自衛隊が随行したり給油したりしている。
国民も国会も知らないまま、安部官邸の独断専行でそれが行われている。
もし米軍と北朝鮮軍との間で偶発的にでも戦闘が始まれば、そこにいる自衛隊も巻き込まれる。
そして国民も国会も知らぬ間に、ある日突然、日本は北朝鮮と戦争を始めることになる。
安保法制による集団的自衛権行使容認の実態はそういうことだ。
もともと日米安保は抑止力のメリットと戦争巻き込まれのリスクとの両方を抱えている。
戦争巻き込まれのリスクは軽減しなければならないはずだが、安保法制はリスクを高めてしまった。