2017年9月27日 14:13

 小池東京都知事が立ち上げた「希望の党」が27日朝、結党の記者会見を行った。小池代表はしがらみのない政治の必要性を訴えた。

 小池代表は「しがらみのない政治で日本をリセットする」と強調した。一方でこの希望の党と民進党が合流の可能性を模索していることも明らかになった。

 希望の党・小池百合子代表「しがらみのない政治、そして大胆な改革を築いていく新しい政治、まさに日本をリセットするためにこの希望の党を立ち上げます。しがらみのない政治をつくり上げることによって、国民の皆さんに希望を届けていきたい」

 会見には、若狭衆議院議員や細野元環境相など国会議員14人が参加した。発表された党の綱領では「寛容な改革保守政党を目指す」としている。また小池代表は「あくまでも都知事として、この戦いに臨んでいく」と述べ、来月の衆議院選挙に自らは立候補しない考えを示した。

 一方、野党連携の動きが加速している。小池代表と民進党の前原代表が26日夜、極秘に会談し、両党が合流する可能性について協議していたことが明らかになった。関係者によると合流する場合は小池代表が党のトップに就任する方向だという。しかし、小池代表は民進党全体との合流には否定的でどのような方法が考えられるのか。またどういう政策を掲げるのかなど詰めの協議が続いていて合流が実現するかはまだ不透明。

 こうした中、民進党の柚木衆議院議員は27日朝、発展的解党も検討するよう大島幹事長に申し入れた。大島幹事長は「しっかり受け止める」と述べたという。

http://www.news24.jp/sp/articles/2017/09/27/04373666.html