62は、そもそも憲法とは何かを理解していない。
「憲法が時代に合わなきゃ変えていくというのが普通の考え」だって?
法律や省令と混同していないか。
憲法とは、国民の自由と権利を守るために権力者の横暴を防ぐ仕組みのこと。
憲法という仕組みの理念が時代に合わないからと否定するなら、そもそも改憲でなく憲法廃止となる。
現行憲法も、国民の自由と権利を守る仕組みとして機能している。国民が権力者に守らせる気概が必要だ。
現行憲法の各条項が、国民の自由と権利を守り福祉を増進する上で、変えなければ困る部分があるなら修正すればよい。
現行憲法はよくできており、変えなければどうしても困るという条項は見当たらない。
それがあるというなら、観念論として改憲を叫ぶのでなく、具体的に指摘しなければならない。
ところが改憲派といわれる人たちは、あるときはここ、あるときはそこ、とくるくる内容が変わる。
これでは、本当に変えなければならない条項があるから修正するのでなく、単に改憲ごっこをしているにすぎない。
改憲ごっこなど時間の無駄、政治的エネルギーの無駄遣いである。
いまやるべきことは、人口減少に向かう日本を持続可能な豊かな社会にしていくこと。
アベノミクスのつけ回しで将来の財政・経済が破綻しない対策を講じることである。