菅直人オフィシャルブログ「未来世代に手渡せる日本を」をめざして
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離党ドミノ

民進党の離党ドミノが止まらない。1994年末に結党した新進党は1996年の総選挙で一挙に政権をとることができず、求心力を失い、その後有力議員の離党が相次ぎ、1997年には解党した。今の民進党はそれに似ている。問題は今後の展望をどう描けるかだ。

 前原代表は党内の求心力を高め、同時に小池新党との連携を模索することを考えている。しかし小池氏本人が原発や憲法についてどう考えているかを明らかにしていない。
その上、小池新党側は前原民進党と丸ごととの合流は考えていないと思われる。つまり都議選の時と同様、離党してきた個々の議員については受け入れる可能性があることを示し、民進党議員の離党を促しているのだ。

 こうした乱世的な状況となった時は政治家一人一人が自らの原点に戻って考える必要がある。つまり当面の生き残りで考えると、自分が何のために政治家になったのかが分からなくなるからだ。

 私の立場から言えば、民進党がまとまって「脱原発」とリベラル路線でまとまればよいが、それがむつかしい場合には同じ考えの仲間でまとまっていく道を考えるしかない。