>>310
事実は何かというと、この場合一番大事なのは
文科大臣告示の四号が言っているように、まず学部は設置は原則としてしない。
するとすれば、石破4要件で言っているように、
他の大学学部で定員を増やして、あるいは、他の学校が施設を設けて、
そこでお金が新しくかからないようにやるという事
それを石破4要件は要求している。
出来るかできないかは事実の問題だから、
すでにある各大学の中で、すでにライフサイエンスを研究しているところがありますから、
そこで需要を満たすだけの学生を増やせませんかと?
いかがですかと?いう事を聞き出すのは、当然の規範的要求だと思います。

それを文科省においてやらないまま、設置審が行われるとすると、
ほんとに大変な国費の投入と、来る学生に対する申し訳なさと、
国民に対して責任を果たせない、基準を備えない学部ができかねない。
それは、国民の生命健康にかかわる事であって放置できない。
単なる獣医が足りてるか足りてないかという量の問題でなくて、
ここは質が問われている。
新しく生み出される、獣医学部から出てくる学生の獣医の質が問われている。

それはなぜかと言うと命にかかわるから。
船員学部が入っているのは、基の文科省告示を考える際の、
非常に重要な抽象の為の思考に参考になる。
船員もやたら造って、船が沈没したら困るわけですよ。
それと同じように、医師も獣医師も歯学部も、きちんとした水準を備えてなければ
国民の生命を守れない。あたりまえの事。
それをやっていただきたい、というのが我々法律家としての要請です。


まとめ
ありがとうございました。
ヒアリングをさせていただいて
今までずっと疑問に思っていたことに間違ってないと、
やはり手続き上に瑕疵があるという事に確信をもっています。

ほんとに今治加計ありきで進めるために、
そういうものをすっ飛ばしてやって決めてきてしまったという
可能性が大変高いと思いますので
この部分は今後とも、しっかりと追及したいと思います。
先生方、今日はありがとうございました。

                  終り。お邪魔しました。